2017年9月2日土曜日

9月2日(Farnham)

今日は日帰りでロンドンへ遠出の計画だ。
Aldeshot発9:45のバスでVictoriaへ向かう。
High Street Kensington駅で、イギリス留学時代からの友人のくみこさんと待ち合わせ。

年に1度のロンドンでのランチということで、店選びに悩むところだが、留学生時代によくバスの車窓から見ていて気になっていた Hare & Tortoiseという洒落た和食店へ行くことにする。


スタッフは中国人なので、超高級な日本人経営のレストランには及ばないが、味は間違いなさそうだ。
刺身サラダに始まり、海苔巻き、お好み焼きの串焼き(?)など、美味しい和食を堪能しながら、お喋りにも忙しい。
くみこさんが経理で勤めているセントジェームスの「祭」はリニューアルして更に高級店になり、現在は集客に苦戦しているそうだ。

あっという間に2時間ほどのランチタイムが過ぎてしまい、次の目的地は昨年11月にHolland Parkにオープンしたデザインミュージアムへ。


1962年に建てられたイギリス連邦議会の建物が大幅にリモデリングされている。
内部は吹き抜けになっていて、最上階の常設展示のみ無料で見学できる。
展示は、電話、コンピューター、椅子など、生活に関わるデザインの新旧作品が並んでいて、懐かしさを感じる。

帰りのバス乗車時間を気にしながら、予定をこなすために駆け足モードになってきた。

地下鉄でピカデリーサーカスへ移動。
まずは和菓子店、源吉兆庵にて美しいゼリー菓子と最中を購入。
次は定番のジャパンセンターで麦茶とほうじ茶を購入。
最後のポイント徒波書店にて、古本を物色するが、ここでかなり迷って時間ロス。
司馬遼太郎のアイルランド旅行記と出口保夫の文庫本の2冊に決める。

近くのCafe Neroで時間ギリギリまでくみこさんと最後のお喋りを楽しみ、18時のバスでFarnhamへ帰宅。



今日のStella宅での夕食には不思議な料理が??


Toad in the  hole (ベジタリアン仕様)というらしい。
フニャフニャのイギリス版ソーセージは好んで食べることはないが、このソーセージはいっそ肉不使用な潔さでまぁまぁ食べられる物になっていた。

気を取り直して、食後はリビングに移動し、美しいゼリー菓子を楽しむ。
ゼリーは寒天(Ager)仕様なのでベジタリアンにも安心だ。
Mylesは金魚の入ったマスカット味、Stellaはビワ、私はピーチに決定。
口の中で儚く溶ける繊細な食感を楽しむ。

Stellaにスクラブルの遊び方を教えてもらう。
単純な単語並べゲームだが、各種サイズのゲーム盤、専用の辞書まであって多くのイギリス人が夢中になる遊びらしい。
勝敗はボキャブラリーの差でほぼ決定するので私に勝ち目はないが、面白かった。


- Travel Data -
National Express  Aldershot ↔︎ Aldershot  £11.20
Oyster 1 day cap  £6.60





2017年9月1日金曜日

9月1日(Farnham)

今日はMylesの提案で、Farnhamから西へ30kmほどの場所にある、The Vyne へ行く。



この建物は16世紀に建てられたカトリーハウスで、大きな庭園とチューダー様式のチャペルを備える。
1535年にヘンリー8世とアン・ブーリンが訪問した歴史もあり、現在はNational Trustの管理で一般公開されている。
今回の訪問の魅力の1つは、現在ちょうどチャペルの屋根の改修工事中で現場の特別見学が実施されていることである。


屋根瓦を取り外し、防火素材をスポンジを敷き詰めている。
瓦は全て新しいものと取り替えるそうで、古い瓦の一部は現地で随分安い値段で販売されていた。
残りの古瓦は、今後別の古い建物の改修工事で再利用するために保存しておくそうだ。
経年によりなんとなく傾いてしまった煙突は、レンガを丁寧に崩してまた積み直している。


庭園では庭師が植木を整えている。
ガーデニングが盛んなイギリスだが、広大な庭の手入れはやはり大変な手間がかかり、保存価値のある歴史的建造物をNational Trustの管理に委ねるのは大変良いシステムだと思う。




庭に建つレンガ造りの小さな建物は、かつてはゲストを招いて食事の後に場所を変えてフルーツなどを楽しむのに使用されたそうだ。
その後は、鳩小屋として利用された記録もある。

見学後は庭のカフェで昼食。
2人はスープとパンのセット、私はクリームティーを注文。
大きなスコーンと冷えたクロテッドクリームがたまらなく美味。

夏の終わりの風物詩なので仕方がないが、食事中にスズメバチ(Wasp)が飛び回って煩わしい。
Stellaがジャムでおびき寄せてカップをかぶせて捕獲したが、きりがない。
庭園内にはWasp catcherと呼ばれるペットボトルを改造した兵器が設置されていて、かなりの数が捕獲されていた。

帰りにFarnham中心部で車を降ろしてもらって、1人でハイストリート散策。
まずは銀行で口座名義の住所を変更。
Cafe Neroで休憩しながらお金の計算などしていたら、あっという間に5時を過ぎていた。
イギリスの商店は皆5時か6時でクローズしてしまう。
本屋でクロスステッチの雑誌を購入しただけで、毎度楽しみのチャリティーショップ訪問は出来なかった。
18時過ぎても明るく気候も良いので、歩いて家へ戻る。

- Travel Data -
The Vyne  13pounds (3ポンドはStellaのおごり)








2017年8月31日木曜日

8月31日(Roma → Farnham)

今回は16回目の渡英になる。
夏の旅行を考えていたが、航空券が予想以上に高額だったため、安くなるのを待っているうちに夏の終わりのギリギリの出発になってしまった。
この週末は国際試合のためセリエAの試合が無いため、仕事のスケジュール的にもベスト。

チャンピーノ空港10:20発だが、余裕を持って7時前に家を出発。
ライアンエアーでは、手荷物スーツケースの持ち込みは先着順となるため、ゲートに1時間以上前から並び、出だしは好調。

スタンステッド空港に到着後、まずは昼食にBootsのランチセット£3.89を購入、食べながらバスを待つ。
ここでトラブル発生。
市内中心部へ向かう高速道路M11で事故が発生し、バスは下道を通って行くことになる。
当初はWaterlooまで1時間強の予定が、4時間近くノロノロ運転のバスに缶詰。

Waterlooから電車に乗り換え、18;20 Aldershot到着。
到着に合わせてStellaとMylesが車で迎えに来てくれて、やっと1年ぶりの再会。

すっかり過ごし慣れた懐かしい家に到着。
寝室の窓の外のリンゴの木が大豊作だ。

訪れる度に、家のどこかがリモデリングされているのを見つけるのが楽しみだが、今回は大きな変化は無し。
キッチンにダイニングテーブルと手芸用品が詰まったStellaの趣味の引き出しが設置されていた。
ここに座って暖かい紅茶を飲みながら趣味に没頭するひとときは、なかなか快適そうだ。

夕食後には心地よい居間で団欒を楽しんで、11時頃に寝室へ。
時差も加えて、長い1日だった。

- Trael data -
Ryan Air  Ciampino(10:20) →Stansted(12:05)   75.47 euro
Easy Bus  Stansted → Waterloo 6.45 pounds
Waterloo → Aldershot   15.10 pounds


2016年10月1日土曜日

9月24日 (Taormina → Roma)

朝食前に、ホテルの前のチケット売り場へタオルミーナ行きのバスチケットを買いに行く。
フロント女性の説明によると、チケットは運転手から直接買うのではなく、事前にオフィスで購入する必要があるそうだ。
都市間のバス移動が盛んなシチリアだけに、通りに数件並ぶチケット店は朝7時前から営業を開始している。

8時半のバスで出発。
海岸沿いに北へ向かってまっすぐ進んで行く。
空模様はかなり怪しく、黒い雲に覆われてエトナ山は全く見えない。
車窓の左に見える海は、太陽が無いのでグレー色だが、こういう地味ながら静かな海も悪くない。
眺めを楽しんでいるうちにバスは細い山道を登っていき、あっという間の1時間でタオルミーナに到着。

待ち合わせの時間まで30分ほどあったので、近くのお店を覗いたり、バーでコーヒーを飲んで一休み。
カフェ2ユーロとは、さすがに観光地料金である。

待ち合わせのPorta Messinaに到着したところで、Myleの呼ぶ声が聞こえ、無事に再開を果たす。
お互い初めての場所で待ち合わせして、それがうまく行くと、とても心が躍るものだ。

この後ローマへ戻る私がタオルミーナに滞在できるのは3時間。
効率良く滞在を楽しもうということで、まずは一番の名所であるギリシヤ劇場へ入場することにする。


 あいにく曇天であるが、客席から見る舞台の向こうには美しい海の眺めが広がる。



 客席の上まで登っていき、後ろを見ると、そこもまた海!





 沢山の団体ツアーが訪れており、又、Stella達と同じツアーのメンバーに会ったりして、よく見ればイギリスからの観光客がかなり多いようだ。
ロンドンからカターニャへ、英国航空の直行便が運航しているというのも頷ける。

メインストリートであるCorso Umbertoを歩いて、眺めのよい4月9日広場へ。
広場にはカフェやレストランのテラス席が並び、屋外ミュージシャンがいかにも観光地らしいイタリアの名曲を演奏している。
広場にあるMocambo Barは、Stellaによるとかつて往年のハリウッドスター達がシチリアでのバカンスを楽しんだことで有名だそうだ。

4月9日広場
 実はこの先にあるドゥオモも見学したかったのだが、残り時間が少なくなり、あえなく断念。
下は、事前にWebで下調べした時の写真。
広場の噴水の上にある「女ケンタウロスの像」が気になる。

ドゥオモ広場
昼食には、眺めの良さそうなレストランをチョイス。
観光地に並ぶレストランは、どこも価格は高めで味はソコソコというのは仕方がないが、テラス席からの眺めは超一流だった。


 Mylesが2年ほど前に定年退職をしてから、Stellaは地元の婦人クラブなど社交生活を楽しむようになり、生活が華やかになったようだ。
74歳になった今も元気で、日々の生活や旅を楽しんでる様子が、私にとっても嬉しい。
「私達の友情は何年くらい続いているのかしら?」と聞かれ、13年くらいになるかな、と考える。
(後で数えたところ、2014年に出会ったので12年)
小学校の先生だったStellaからは、私が憧れ続けるイギリスの文化や歴史について本当に沢山の事を教えてもらい、出会った当時のつたない英語を辛抱強く聞いてくれて、英語でコミュニケーションする喜びまで与えてくれたことには感謝してもしきれないほどだ。
2人に出会えたことで、現在の私があり、年の差ながらも大切に温め続けたこの友情は本当に大切な宝物だ。

次回はどこで会えるのか、再会を楽しみにしながら、2人と別れてカターニャ空港へ向かう。

この後、2人のツアーでは、翌日はシラクーザ、その次の日はエトナ山へバスで登るそうだ。


Travel Data
Catania(8:30) → Taormina(9:40)   4.90 euro
Teatro Greco   10 euro
Taormina(13:45) → Catania Airport(15:10)   7.50 euro
Catania (16:15) → Fiumicino (17:35)



 


9月23日(Roma→Catania) 

StellaとMylesが団体ツアーでシチリア島を旅すると言う。
私自身ローマに10年近く住んでいながら1度も行ったことのないシチリア島だが、今回はまたとないチャンスと思い、現地で合流する計画を立てた。

2人が参加するのは、Riviera Travelというイギリスの旅行会社のパッケージツアー。
ロンドンから直行便でカターニャ空港に到着し、8日間の島内巡りを楽しむツアーだ。

私は1泊2日の日程で、カターニャに宿泊し、翌朝バスでタオルミーナへ出向いて2人と合流する計画。


初めて降り立ったカターニャの町は、建物はローマとよく似たイタリアの街並みだが、全体的にメンテナンス不足か、くすんだ印象。
道端にたたずむ地元民の様子からも、なんとなく経済的な格差を感じる。

予約したホテルはバスターミナルのすぐ近くのHotel Rigel。


外観は2階立ての建物だが、屋根裏のような3階部分があり、そこが私が泊まる部屋だ。
広々したダブルルーム。
角部屋で窓が多いのが嬉しい。


つつましくも、窓からわずかに海が見える。

部屋に荷物を置いて、早速散策に出かける。
ホテルは観光の中心部からは離れており、寂し気な大通りを20分ほど歩いて、まずは古代ローマの劇場跡へ。








そして、カターニャの聖人、聖アガタ大聖堂へ向かう。

広場。聖堂は左。

像の噴水
 聖堂内部は広々としており、自然光の入る明るい空間で、海に近い教会といったムードを感じさせる。


 カターニャの建築物の特徴として、黒と白の石のコントラストが多用されている。
これは、エトナ山の噴火による溶岩が活用されているためだ。
エトナ山は富士山より少し低い程度の、イタリアではかなり大規模な活火山である。
1669年の大噴火 でカターニャの町は壊滅的な被害を受ける。

街並み。下り坂の先は海。
 この町では、同業種の店が同じ通りに固まって並んでいる傾向があるようだ。
通りを歩いていると、手芸店ばかりが並んでいるエリアに遭遇した。
近隣店同士で価格やサービス競争になって、客にとっては嬉しい反面、各店主には厳しい環境ではないかとも思える。
ホテルの近くはDIY用品というか室内工事のツールを売る店が並んでいた。

夕食は、マクドナルドでチキン入りサラダを購入。
最近は歳とともに、見知らぬ土地でのグルメにはあまり期待せず、特に1人旅の時は凡庸でも間違いなく不味くない物を選ぶようになってきた。

ホテルの下のバーで、シチリア名物の菓子、Cannoloを購入。
チョコレーと風味のリコッタチーズがパリっとした皮に包まれていて美味しい。
が、大き過ぎてだんだん飽きてくる。

カンノーロ

Travel Data
Fiumicino (13:50) → Catania (15:20)   61.72 euro
Catania Airport → Station  4 euro
Rigel Hotel   61.50 euro


 
 

2016年9月13日火曜日

9月7日(Roma)

今日はStellaの誕生日。
母と同じウマ年なので74歳のはずだ。
まだまだ元気で、毎年夏にはアメリカへ息子一家を訪ねて旅する姿が頼もしい。

バースデーカードは毎年趣向を凝らしており(昨年は金魚の3D写真)、今回はCrossStechで中国の厄除けシンボルでもあるトウガラシをデザインしたカードを送った。



到着がどうやら2,3日遅れてしまったようだが、嬉しい御礼のメールが届いた。
誕生日の日には、Mylesと一緒に近隣の村の散策を楽しんだようだ。
その詳細がメールで楽しく語られていたので、私の次回の旅の参考に、備忘録として残しておく。

Hinton Ampner
ハンプシャー州にあるAlresfordという町を訪れたそうだ。

Hinton Ampnerは、National Trustが管理する1790年に建てられたカントリーハウス。
2人は会員なので入場無料、庭でピクニックを楽しむことができる。

New Alresfordは、12世紀にHenry Bloisによって作られたFarnhamを含む6つの町の1つだそうだ。
この町はクレソン(Watercress)の生産が盛んなことで有名である。
今でも蒸気機関車が走っており、その名は「Watercress Line」。

Watercress Line
 町のカフェでは、名物のクレソン&チーズスコーンが味わえる。

Cheese and Watercress Scone




7月28日(Farnham→Roma)

今日で10日間のバカンスも終わりだ。
日々新しい発見があり、とても充実した10日間だった。

帰りの飛行機がFarnhamから遠いLondo City Airportなので、朝ごはんを早めにお願いして最後の素敵なイギリス式朝食を楽しむ。

2人の車でいつものAldershot駅まで送ってもらう。
9月にツアーでシチリア島を旅するとのこと、スケジュールを調整して是非会いましょうと約束をして別れる。


空港にて、最後のソイラテを味わう。

Travel Data
Southwest Trains (Aldershot→Waterloo) £14.90
Alitalia (LCA11:25→14:20Milano Linate16:00 → FCO17:10)