2016年10月1日土曜日

9月24日 (Taormina → Roma)

朝食前に、ホテルの前のチケット売り場へタオルミーナ行きのバスチケットを買いに行く。
フロント女性の説明によると、チケットは運転手から直接買うのではなく、事前にオフィスで購入する必要があるそうだ。
都市間のバス移動が盛んなシチリアだけに、通りに数件並ぶチケット店は朝7時前から営業を開始している。

8時半のバスで出発。
海岸沿いに北へ向かってまっすぐ進んで行く。
空模様はかなり怪しく、黒い雲に覆われてエトナ山は全く見えない。
車窓の左に見える海は、太陽が無いのでグレー色だが、こういう地味ながら静かな海も悪くない。
眺めを楽しんでいるうちにバスは細い山道を登っていき、あっという間の1時間でタオルミーナに到着。

待ち合わせの時間まで30分ほどあったので、近くのお店を覗いたり、バーでコーヒーを飲んで一休み。
カフェ2ユーロとは、さすがに観光地料金である。

待ち合わせのPorta Messinaに到着したところで、Myleの呼ぶ声が聞こえ、無事に再開を果たす。
お互い初めての場所で待ち合わせして、それがうまく行くと、とても心が躍るものだ。

この後ローマへ戻る私がタオルミーナに滞在できるのは3時間。
効率良く滞在を楽しもうということで、まずは一番の名所であるギリシヤ劇場へ入場することにする。


 あいにく曇天であるが、客席から見る舞台の向こうには美しい海の眺めが広がる。



 客席の上まで登っていき、後ろを見ると、そこもまた海!





 沢山の団体ツアーが訪れており、又、Stella達と同じツアーのメンバーに会ったりして、よく見ればイギリスからの観光客がかなり多いようだ。
ロンドンからカターニャへ、英国航空の直行便が運航しているというのも頷ける。

メインストリートであるCorso Umbertoを歩いて、眺めのよい4月9日広場へ。
広場にはカフェやレストランのテラス席が並び、屋外ミュージシャンがいかにも観光地らしいイタリアの名曲を演奏している。
広場にあるMocambo Barは、Stellaによるとかつて往年のハリウッドスター達がシチリアでのバカンスを楽しんだことで有名だそうだ。

4月9日広場
 実はこの先にあるドゥオモも見学したかったのだが、残り時間が少なくなり、あえなく断念。
下は、事前にWebで下調べした時の写真。
広場の噴水の上にある「女ケンタウロスの像」が気になる。

ドゥオモ広場
昼食には、眺めの良さそうなレストランをチョイス。
観光地に並ぶレストランは、どこも価格は高めで味はソコソコというのは仕方がないが、テラス席からの眺めは超一流だった。


 Mylesが2年ほど前に定年退職をしてから、Stellaは地元の婦人クラブなど社交生活を楽しむようになり、生活が華やかになったようだ。
74歳になった今も元気で、日々の生活や旅を楽しんでる様子が、私にとっても嬉しい。
「私達の友情は何年くらい続いているのかしら?」と聞かれ、13年くらいになるかな、と考える。
(後で数えたところ、2014年に出会ったので12年)
小学校の先生だったStellaからは、私が憧れ続けるイギリスの文化や歴史について本当に沢山の事を教えてもらい、出会った当時のつたない英語を辛抱強く聞いてくれて、英語でコミュニケーションする喜びまで与えてくれたことには感謝してもしきれないほどだ。
2人に出会えたことで、現在の私があり、年の差ながらも大切に温め続けたこの友情は本当に大切な宝物だ。

次回はどこで会えるのか、再会を楽しみにしながら、2人と別れてカターニャ空港へ向かう。

この後、2人のツアーでは、翌日はシラクーザ、その次の日はエトナ山へバスで登るそうだ。


Travel Data
Catania(8:30) → Taormina(9:40)   4.90 euro
Teatro Greco   10 euro
Taormina(13:45) → Catania Airport(15:10)   7.50 euro
Catania (16:15) → Fiumicino (17:35)



 


9月23日(Roma→Catania) 

StellaとMylesが団体ツアーでシチリア島を旅すると言う。
私自身ローマに10年近く住んでいながら1度も行ったことのないシチリア島だが、今回はまたとないチャンスと思い、現地で合流する計画を立てた。

2人が参加するのは、Riviera Travelというイギリスの旅行会社のパッケージツアー。
ロンドンから直行便でカターニャ空港に到着し、8日間の島内巡りを楽しむツアーだ。

私は1泊2日の日程で、カターニャに宿泊し、翌朝バスでタオルミーナへ出向いて2人と合流する計画。


初めて降り立ったカターニャの町は、建物はローマとよく似たイタリアの街並みだが、全体的にメンテナンス不足か、くすんだ印象。
道端にたたずむ地元民の様子からも、なんとなく経済的な格差を感じる。

予約したホテルはバスターミナルのすぐ近くのHotel Rigel。


外観は2階立ての建物だが、屋根裏のような3階部分があり、そこが私が泊まる部屋だ。
広々したダブルルーム。
角部屋で窓が多いのが嬉しい。


つつましくも、窓からわずかに海が見える。

部屋に荷物を置いて、早速散策に出かける。
ホテルは観光の中心部からは離れており、寂し気な大通りを20分ほど歩いて、まずは古代ローマの劇場跡へ。








そして、カターニャの聖人、聖アガタ大聖堂へ向かう。

広場。聖堂は左。

像の噴水
 聖堂内部は広々としており、自然光の入る明るい空間で、海に近い教会といったムードを感じさせる。


 カターニャの建築物の特徴として、黒と白の石のコントラストが多用されている。
これは、エトナ山の噴火による溶岩が活用されているためだ。
エトナ山は富士山より少し低い程度の、イタリアではかなり大規模な活火山である。
1669年の大噴火 でカターニャの町は壊滅的な被害を受ける。

街並み。下り坂の先は海。
 この町では、同業種の店が同じ通りに固まって並んでいる傾向があるようだ。
通りを歩いていると、手芸店ばかりが並んでいるエリアに遭遇した。
近隣店同士で価格やサービス競争になって、客にとっては嬉しい反面、各店主には厳しい環境ではないかとも思える。
ホテルの近くはDIY用品というか室内工事のツールを売る店が並んでいた。

夕食は、マクドナルドでチキン入りサラダを購入。
最近は歳とともに、見知らぬ土地でのグルメにはあまり期待せず、特に1人旅の時は凡庸でも間違いなく不味くない物を選ぶようになってきた。

ホテルの下のバーで、シチリア名物の菓子、Cannoloを購入。
チョコレーと風味のリコッタチーズがパリっとした皮に包まれていて美味しい。
が、大き過ぎてだんだん飽きてくる。

カンノーロ

Travel Data
Fiumicino (13:50) → Catania (15:20)   61.72 euro
Catania Airport → Station  4 euro
Rigel Hotel   61.50 euro


 
 

2016年9月13日火曜日

9月7日(Roma)

今日はStellaの誕生日。
母と同じウマ年なので74歳のはずだ。
まだまだ元気で、毎年夏にはアメリカへ息子一家を訪ねて旅する姿が頼もしい。

バースデーカードは毎年趣向を凝らしており(昨年は金魚の3D写真)、今回はCrossStechで中国の厄除けシンボルでもあるトウガラシをデザインしたカードを送った。



到着がどうやら2,3日遅れてしまったようだが、嬉しい御礼のメールが届いた。
誕生日の日には、Mylesと一緒に近隣の村の散策を楽しんだようだ。
その詳細がメールで楽しく語られていたので、私の次回の旅の参考に、備忘録として残しておく。

Hinton Ampner
ハンプシャー州にあるAlresfordという町を訪れたそうだ。

Hinton Ampnerは、National Trustが管理する1790年に建てられたカントリーハウス。
2人は会員なので入場無料、庭でピクニックを楽しむことができる。

New Alresfordは、12世紀にHenry Bloisによって作られたFarnhamを含む6つの町の1つだそうだ。
この町はクレソン(Watercress)の生産が盛んなことで有名である。
今でも蒸気機関車が走っており、その名は「Watercress Line」。

Watercress Line
 町のカフェでは、名物のクレソン&チーズスコーンが味わえる。

Cheese and Watercress Scone




7月28日(Farnham→Roma)

今日で10日間のバカンスも終わりだ。
日々新しい発見があり、とても充実した10日間だった。

帰りの飛行機がFarnhamから遠いLondo City Airportなので、朝ごはんを早めにお願いして最後の素敵なイギリス式朝食を楽しむ。

2人の車でいつものAldershot駅まで送ってもらう。
9月にツアーでシチリア島を旅するとのこと、スケジュールを調整して是非会いましょうと約束をして別れる。


空港にて、最後のソイラテを味わう。

Travel Data
Southwest Trains (Aldershot→Waterloo) £14.90
Alitalia (LCA11:25→14:20Milano Linate16:00 → FCO17:10)

2016年8月26日金曜日

7月27日(Farnham)

月曜日に引き続き、今日もNational Expressでロンドンへ日帰りTrip。
今日は完全に1人行動なので、美術館2ヶ所をじっくり訪問予定。

Victoria Coach Stationから地下鉄に乗って、まずはMuseum of Londonへ。
建物は歩道橋で繋がっており、とてもわかりやすい。
入場料無料だが、館内MAPは有料。

この博物館を訪問したかったのは、ロンドンの歴史をきちんとおさらいしておきたかったから。
古代から現代までの歴史をカテゴリーに分けて、分かりやすく展示している。

石器時代。
古代ローマ帝国時代。
中世から、ペスト、ロンドン大火(1666年)など暗黒時代。
その後の都市の発展、エリザベス朝、ヴィクトリア朝。

時代を追っていくごとに、華やかなイギリス最盛期へと向かっていく。

ヴィクトリア時代の商店街を再現したVictorian Walkはなかな大規模で面白い。
 
Victorian Walk

ロンドンタクシー
市長の馬車

帰りのバスの時刻が決まっているので、時間配分に気を配らなければならない。
見学を終えて、次の目的地、大英博物館へ向かう。


イギリスでは国立博物館の入場料がいっとき全て有料になった時期もあったが、大英博物館は常に無料。
留学していた頃にも度々訪れていた。
無料という気安さから、欲張って広い館内を全て見ようなどとは考えず、毎回目指すセクションを決
めておく。

今回の目的は、古代ギリシャとローマセクション。

テロ対策で入場時のセキュリティーチェックが厳しく行列が出来ているが、私は小さなバッグ1つなので、スルーでOK。

グレートコート
 印象的な中央のグレートコートは、エリザベス女王の名をつけて2000年にオープンした。

古代ローマのモザイク

エトルリアの石棺




売店でこんなジョーク集(?)を発見。
イギリス人とはこんな人種なのか??と軽いショック。

常に帰りのバス時間を気にして行動しなければならない。
見学後は、地下鉄でMarble Archのレバノン食材店Green Valleyへ。
ザータル、スマーク、それとお菓子を2パック作ってもらう。
そして、あたふたとPiccadilly Circus近くの日本人商店が多く並ぶBrewer Streetへ向かう。
が、驚いたことに、以前によく利用していた古書店や食料品店が軒並み姿を消している。
立ち寄るべき店が1軒も見つからず、トボトボとバス乗り場のVixtoria へ向かう。

バスの時間までまだ30分以上ある。
Starbucksでクッキー入りのプラペチーノ(£3.50)を飲みながら、無料のEvening Standardを読む。

定刻どおりに出発したバスだが、今回はどうしたことかヒースロー付近で渋滞に巻き込まれ、到着が遅れそう。
Mylesに電話で15分ほど遅れると伝える。

無事に帰宅し、最後の夕食。
食後はエレガントなレバノン菓子を楽しむ。

Travel Data
National Express   £11
  Aldershot(9:20) → Victoria (11:05), Victoria(18:00) → Aldershot(19:30)
1 day cap £6.50






2016年8月23日火曜日

7月26日(Farnham)

今日は遠出はせず、Farnhamでのんびり過ごすことに決めている。
最近は地元のLady's Groupに加入して、何かと社交に忙しいStellaも、今日は何も予定がないとのこと。

近所にある巨大ガーデンセンターのカフェで久々に本格的なEnglish Breakfastを楽しむことにする。
本格的、とはいっても、Stellaが事前に割引券を入手しており、1人たったの3.50ポンド。
カウンターにて6アイテムを選ぶことができる。

私は迷うことなく、

 ベーコン
 マッシュルーム
 焼きトマト
 ハッシュポテト
 スクランブルエッグ
 トースト

以上6品目をオーダー。
これに別料金で紅茶とマーマレードを付ける。(結局、高い)

外のソファー席でガーデンを眺めながら、ゆったりと朝食を楽しむ。

朝食の後は、ガーデンショップを散策。
Stellaは鉢植えを沢山買い込んでいた。




Mylesの運転で、Farnham中心部へ移動。
駐車場の近くに、最近できた老人用マンションがある。
以前の警察署を取り壊して新建築されたそうだ。
外から興味津々で覗いた感じでは、かなり豪華で快適な暮らしが出来そう。
日本と同様、老人用住宅は二極化しているようだ。

ここで別れて、後はお楽しみのHigh Street散策だ。

Farnhamはチャリティーショップが充実しており、毎回お宝に巡り合えるのが楽しみだ。
家で不要になったものを気軽に寄付して、気に入った物を購入、その売り上げがチャリティーに運用される。
なぜイギリスだけでこんなに流行っているのか、イタリアにも是非登場してほしい素晴らしいシステムだ。

今回は、クロスステッチの古いパターン集(29ペンス)を2冊GET。

帰ってからStellaに見せると、デザインのモチーフは「Country Diary」という、エドワード朝時代のイギリス人女性Edith Holdenの日記が元になっているそうだ。
Wikipediaで調べてみると、日本でも絶大な人気がある様子。





Stellaはビアトリクス・ポターのパターン集を持っており、気に入ったページをコピーさせてもらう。
クロスステッチは私は最近始めたばかりのビギナーだが、Stellaはすでに大ベテランだった。
自宅の庭の写真を元にデザインを起こしたオリジナル作品を現在制作中だ。






2016年8月15日月曜日

7月25日(Farnham)

日帰りでロンドンへ出かける。

Mylesに車で送ってもらって、Aldershot駅9時20分発のNational ExpressでVictoriaへ向かう。
この後,Mylesは近くに住むお母さんの家へ行くそうだ。
現在87歳、足が少し不自由だが1人暮らしで、週1度訪問する時にはキッシュなど作って待っており、一緒に買い物へ出かけるそうだ。

バスは毎度のことだが20分ほど遅れて出発、Richmondを通って1時間半でロンドン到着だ。
1日一往復で時間を選べないが、電車よりかなり安いので、最近は活用するようにしている。

ロンドンでは、古い友人のくみこさんと4年ぶりの再会。
彼女が昨年から会計係として働いている鉄板焼きレストラン「祭」でランチ。
目の前でシェフが焼く和風ハンバーグステーキとアイスクリーム(これも焼く)を堪能しつつ、4年ぶりの近況など会話にも忙しい。



くみこさんが今日は休日を取っていたとも知らず、2時45分から1人でバッキンガム宮殿見学の予約を入れてしまったのが、この慌ただしさの原因である。
話が弾むうちにあっという間に2時間が過ぎてしまい、更にご馳走になってしまって恐縮しながらもバッキンガム宮殿へ急いで向かう。

バッキンガム宮殿は、毎年女王がスコットランドへ移動する夏の間だけ一般公開され、今年は7月23日から10月2日まで。
イギリス好きを自認して20年余り、初の内部見学のチャンスである。

入場料は21.50ポンド、かなりの額だが、一生に一度の貴重な経験に投資する。
日本語のオーディオガイドを聞きながらの見学。
まずはチャールズ皇太子のビデオメッセージによる歓待でツアーが始まる。

今年は女王90歳の記念として、ドレスの展覧会が開催されている。
生誕のセレモニー衣装から、戦中の軍服、結婚、戴冠式、そして現在に至るまで沢山のドレスが展示されていた。
個人的に興味をひくのは、やはりこの衣装。

ロンドンオリンピック2012
 開会式でのジェームスボンドとの共演フィルムで着用。
スタントマンの分と2着同じものを製作したそうだ。


 館内は撮影禁止である。
ロイヤルファミリーの写真の撮影に使われた広間がここかな?などと思い出しながらの楽しい見学だった。

見学後は、広大なお土産ショップが待ち構えている。
多様な商品の中から、迷うことなくコレを入手。



帰りのバスまでまだ時間があるので、歩いてフォートナム&メイソンでアップルティーを購入。
さらに歩いてピカデリーのJapan Centerで日本語ペーパー入手と麦茶購入。
時間制限を気にしながらも充実したロンドンでの1日だった。

Travel Data
National Express   £10.10
  Aldershot(9:20) → Victoria (11:05), Victoria(18:00) → Aldershot(19:30)